2020 5/1 UP
◆ 2月 やすらぎ園 法話会 ◆
やすらぎ園法話会
2020年2月10日
去る2月の法話会には東岸昌真さんに出向していただきました。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、3月以降の法話会は中止となっています。
さて、その2月、東岸さんのお話です。
東岸さんは第11回東京国際声楽コンクールで全国10位。お話の中で、その迫力満点かつきれいな歌声を聞かせてくださいました。仏教讃歌からイタリア歌曲にいたるまで、なんと6曲も!
1.やさしさにであったら
2.無慚無愧のこの身にて
3.O sore mio(オーソレミオ)~我が太陽~
4.浜辺の歌
5.冬の夜
6.いのちかがやいて
一曲一曲丁寧に歌の説明もされ、みなさん一緒に歌われていました。
最後に歌われた「いのちかがやいて」は、1994年、原爆50回忌法要の際につくられた歌です。
人には人の命あり 花には花の命あり 生まれて生きて人は皆 恵みを願う共命鳥
輝きあおう優しく強く 輝きあおういつの日も 命と花を慈しみ
人には人の望みあり 空には空の望みあり 明日へ託す夢を追い 羽ばたけ愛の共命鳥
輝きあおう命の限り 輝きあおう手を取って 平和の道の友となり
歌詞に出てくる共命鳥(ぐみょうちょう)はお浄土の鳥です。
ひとつの身体にふたつの頭をもち、それぞれ考え方や歩む道は違えども、いのちはみなつながっているという仏さまのみ教えを表していることお話しくださいました。
共命鳥は「他を滅ぼす道は己を滅ぼす道、他を生かす道こそ己の生かされる道」と鳴き続けているといわれます。
そのお心を歌声を通してみなさまと一緒に聞かせていただきました。手を合わされる方、涙される方、みなさま大変よろこんでおられました。
またみなさまと一緒にみ教えをよろこび合える日が、一日でも早くくることを願っています。