2018 8/23 UP
『あなたの人生に新たな言葉を』①
ガンの告知を受けた人が、死の宣告をされたと悩み恐れる。
しかし、人は皆生まれた時に死の宣告を受けているのだ。
死を避けてごまかして生きているから、死ぬのだと知らされた時に悩み恐れるのだ。
そこで念仏に遇えればよいが、平生遇っていなければ心もとない。
生まれた時のことは覚えていない。
いつのまにかこの世に生まれていて、ご縁あった人は「あなたあとこれだけしか、
いのち残されてないですよ」と聞かされる。
「あれ?私は何のために生まれてきたのか? どこに向かって生きてきたのか?
死んだらどうなるのか? 生きとるうちが華じゃけぇ、死んだら終わりよっていうけど、
本当にそうなんだろうか? 恐い恐い」となるのは当然のことだろう。
そんな私を見抜き切って、もう既に抱きしめていてくださる仏様がいらっしゃる。
帰る家を作り、なんまんだぶつのお念仏となって私に届いてくださっている。
安心せぇ安心せぇと私を離さない仏様がいらっしゃる。