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2019 12/31 UP

長野県にボランティア活動に行きました

今年10月に日本列島を縦断した台風19号で、各地に大きな被害が起こりました。それから2カ月が経過して、本願寺広島別院から春秋会に長野県のボランティア活動への協力依頼がありました。長野県の被害や現状等はメディアであまりとりあげられていないので、 住宅地以外に農地等の被害も大きく、とにかく復興に携わる人が足りていない状況が続いているそうです。

 

長期での活動ができず2日間の活動となりましたが、春秋会として 4名でボランティア 活動に向いました。私は長野県を訪れるのが初めてだったので、寒いというイメージで防寒をバッチリして、会員の河野さんと夜行バスで長野へ出発。(バスで一睡も出来ない中、隣で寝ている河野さんの姿を見ながら・・・)長野に到着して一言、「寒くない!」。想像とは裏腹に広島と変わらないことにビックリです。写真1
1日目は、社協の災害ボランティアセンターへ向かい、5人1班に分かれて依頼のあるお宅での活動。2班10名でお伺いしたご家庭の庭の泥の撤去作業と家財の洗いをさせていただきました。このご家庭は日本家屋であった為、水の圧で倒壊することは無かったということです。しかし、一階は全て使えない状態で、車での寝泊まりをされるような厳しい状況だったそうです。

 

 

写真2   2日目は、永光部長と会員の築田さんと合流して4名でJAが行う農業ボランティアへ参加させてもらいました。こちらは2班12名で農家の畑に溜まった泥の撤去作業をさせ ていただきました。この地域は、林檎農園が密集していて、この地域の泥の撤去を完全に行うのは相当な時間がかかると思います。林檎の植えられている間隔はそんなに広いものではなく、重機も入り難いので、人力での撤去作業が必要となるでしょう。

 

 

写真3  また、収穫できなかった無数の林檎が地面に落とされている状況は、何とも言えない光景でした。被災された多くの農園の方は、今後農園を続けられるか迷われているそうです。復旧は、とても自分たちだけで出来るものではなく、気が遠くなるほど体力も気力も奪われます。時間もかかりますし、人手もいります。元の生活が出来るかどうかさえ分かりません。 そして形が整ったとしても、復興に向けて多くの方のサポートが必要であることを改めて実感しました。

 

両日共、当家の方と少しばかりではありますが、当時や現在の状況をお伺いさせてもらいました。災害及び復旧の厳しさを身に染みて経験されているのが、一緒に来た会員の河野さんです。河野さんは昨年の平成30年7月豪雨でお寺が全壊となり、厳しい状況の中、復興に向けて頑張っています。河野さんは家主の方と当時の状況や現在の状況、また自身の経験等を含めお話をしていました。気持ちを少しでも共有できることは、どうしてよいか分からない状況の中においても、力をもらったり与えたりすることができる大切なことだと思います。

 

2日目ボランティア活動を終了して帰りのバスを待つ時のことです。風が強く暖をとるためにテントの中で待ってくださいと係の方にテントの中に案内していただきました。テントの中には先に数名の方が入っておられ、机の上には、なんと「もみじ饅頭」が! 河野さんと顔を見合わせていると、隣の方に「広島の方ですか?」と尋ねられました。その方は、 広島の熊野町から来られたそうです。昨年の平成30年7月豪雨で被災され、「多くの方に助けてもらったので」ということでした。他にもボランティア活動に来られていた方で以前に被災された方が多くおられ、想いは人が動かされる大きな力であることを感じた瞬間でした。

 

写真4

東日本大震災で東北に行ったときの写真です。私にとって災害の悲惨さを目の当たりにしたのが、東日本大震災です。この経験から「私たちにできることは何か」ということも考えさせられるようになりました。閖上中学校は、多くの方が亡くなられた場所です。学校の前に机が積み重ねて、供養塔の代わりのようになっていて、その机に書かれていたメッセージです。

 

近年、毎年のように災害が起こるといわれるようになりました。一人ひとりできることは違いますが、まずは忘れないということが大切なことではないでしょうか。これからも自分自身ができることをしていこうと思います。写真5

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