2019 10/15 UP
◆ 10月 やすらぎ園 法話会 ◆
やすらぎ園法話会
2019年10月7日
今月は平慈敬さんが出向され、浄土真宗を開かれた親鸞聖人の「弥陀成仏のこのかたは い まに十劫をへたまへり 法身の光輪きはもなく 世の盲冥をてらすなり」というご和讃を たよりにご法話してくださいました。
十劫とは、時の永さをあらわすことば。一劫とは「40 里四方の石を 100 年に一度ずつ薄い衣でそっと撫で、その石がなくなるまでの時の永さ」であり、十劫とは私たちの想像も及ばないほどの永さなんだ、とまずお話しいただき、みなさん非常に興味深そうに聞いておられました。
また、生老病死を生きる中で本当の苦しみとは、老いることや病にかかること自体ではなく、それが思い通りにならないことである。そのことを十劫というはるかはるか昔から見抜き、その苦しみをなんとかしようとはたらきづめにはたらいてくださる阿弥陀さまのお心を様々な身近なことを例にあげながら丁寧にお話しくださいました。